今まで24インチワイドのデュアルディスプレイで仕事にもゲームにも使っていましたが、ディスプレイの高さが低いためプログラミングする際にコードの視認性が悪かったり、ブラウザを1画面で複数開いたときに窮屈に感じるようになってきました。そこで大画面のディスプレイを導入するまでに検討したことを綴っていきます。
前提条件(部屋の広さとか使っている机とか)
- 部屋はマンションの8畳間(長方形)
- 机はL字デスク(奥行60cm)
- 導入前はモニターアームで24インチモニターx2のデュアルディスプレイ環境
- 24インチモニターの1台がゲーミングモニターのため、ゲーム用にこのモニターは使える状態にしておきたい(=導入後は43インチモニターをメインで使い、ゲームをするときだけ24インチモニターを使えるようにしたい)
モニターの選定条件
- 非光沢(ノングレア)なモニター
光沢のモニターは反射しやすくて目が疲れやすいとの評判が多かったため、非光沢(ノングレア)のものがよい。
仕事で毎日8~9時間、プライベートで2~3時間使うため目の疲れにくさはかなり大事。 - 32インチ以上55インチ以下
ヨドバシカメラに実物のサイズを見に行ったところ、モニターサイズが大きすぎると目線・首の移動で疲れそうだったためMAX55インチに設定。 - リモコン付属
仕事・プライベートで同じモニターを使うため、切替の利便性は大事。 - (あったら尚よい)高出力なスピーカーが付属していること
せっかく4Kの高画質にするなら、スピーカーにも拘りたい。 - (あったら尚よい)ハードウェアでPIP・PBPに対応
- (あったら尚よい)純正ソフトウェアで画面分割やモニター設定が可能
43インチ以上はデスクに置くのが厳しい
モニターのサイズが大きければ大きいほど作業領域が広がり良いと思って調べていましたが、43インチ以上のモニターになるとサイズや重量や距離の問題でデスクの置くのが厳しいことがわかりました。
デスクの問題
- 43インチ以上のクラスになると横幅がかなりあるため、机の横幅的に置けないことが多い
- モニターの重量がかなりあるため、机の耐荷重を超えてしまうことも少なくない
参考までに僕が購入したLGの43インチモニターは17.4kgあるようです。
かなりの重さがあるためモニターアームも大型ディスプレイ専用のものを使わないと使えないことが多いです。
モニターとの距離の問題
モニターとの距離は一般的にモニターの高さx3が最適といわれていますが、奥行きのあまりないデスク上に置くと距離が近くなりすぎてしまいます。
距離が近いとモニター全体を見渡すことが出来ず、目線の移動が増えて目や首が疲れやすくなります。43インチ以上のクラスだと高さもかなりあるので、上を見上げることが増えて肩こりになりそうですね。
デスク上に置きたいなら32インチまでがおすすめ
42インチクラスが無理なら次に大きい32インチクラス!ということで調べてみました。
耐荷重や距離の問題を考慮して、デスク置きするなら32インチ以下がおすすめです。
このクラスだと奥行60cmくらいの一般的なデスクにおいてもちょうどよい距離を保つことが出来ます。
重量も比較的軽いものが多いため耐荷重を超えることも少なく、モニターアームも一般的なものがそのまま使えることが多いです。
このクラスはWQHDが主流ですが、24インチのFHDモニターと比べると1.7倍の作業領域になります。
ヨドバシカメラで実物サイズをみてきましたが、24インチのモニターと比べるとかなり大きく感じます。
デスク置きしたいけど大きい画面がほしい!という方にはおすすめのクラスです。
デスクに置くのは厳しいけど、それでも43インチ以上の大画面が欲しい!
32インチのデュアルモニターもいいなと思いましたが、大画面のディスプレイへの憧れを捨てきれず、デスク置き以外で43インチクラスのモニターを導入する方法がないかを調べてみました。
調べた結果、壁寄せタイプのテレビ台を使うことで大画面のディスプレイを机上に置かず、なおかつちょうどよい距離を保って導入することが出来そうでした。
僕の場合ですが、上のほうで書いた通りデスクの奥行きが60cm、壁からデスクまでの距離が40cmあけています。目線の位置は壁まで1.3mほどあるため、壁寄せで43インチモニターを設置すればちょうどよい距離になりそうです。
高さ調節の出来るテレビ台もあるため、モニターの高さも調整可能です。
上を見上げずに大画面のモニターが使えるのは最高ですね。
めちゃくちゃ調べて比較しまくった結果購入した商品は・・・?
43インチ4Kモニター
モニターはLGの43インチ4Kモニターを購入しました。
選定条件をすべて満たしていて、理想のディスプレイです。
欲を言えばもう少しサイズの大きい55インチくらいのモニターがあればそれを買いたかったですw
◎:非光沢(ノングレア)
◎: 32インチ以上55インチ以下
◎: リモコン付属
◎: 高出力なスピーカーが付属していること(10W x 2 でモニターの中では高出力な部類)
◎: ハードウェアでPIP・PBPに対応(4画面までPBP可能)
◎:純正ソフトウェアで画面分割やモニター設定が可能
JAPANNEXTの商品もかなり選定条件を満たしていてどちらにするか迷いましたが、
JAPANNEXTの商品は半光沢なため非光沢と比べて目が疲れやすい点、
LGのような純正ソフトウェアが付属していない点を考慮してLGの商品を購入することにしました。
(LGの純正ソフトウェアがかなり評判がよく、使い勝手がよさそうだったのが購入の決め手になりました。)
テレビ台
テレビ台はデザインと耐震性能、高さ調整できる範囲の広さで選びました。
モニターが結構高価なものなので、耐震性能はあったほうが良いと思います。
転倒してモニターが故障したら8万程度の損害、かつ重量のあるものなので怪我の恐れもありますね。
続いて高さ調整ですが、モニターの高さで疲れやすさがかなり変わってくるので、なるべく調整幅の大きい&細かい単位で高さ調整できるものがおすすめです。
ちょうどよい高さはモニターのサイズによっても変わってくるので、サイズの違うディスプレイに買い替えた際にも調整幅が大きければ融通が利くと思います。
耐震性能やデザインよりも値段重視の場合は以下の商品もよさそうです。
値段がかなり安価で、レビュー評価も高いです。
この商品とタンスのゲンの商品で悩みましたが、僕は耐震性能が欲しかったので タンスのゲンのほうを購入しました。
おまけ(テレビとモニターの違いは?)
今回モニターを買うにあたって、テレビをモニターとして使うのはどうか?という観点で調べてみたのでそのあたりについて軽くまとめます。
まずテレビとモニターの特徴について。
テレビは映像を綺麗に写したり高音質な音を出すことに特化しています。
「綺麗な映像」というのが肝で、映像が綺麗に映るように設計されている商品が多いです。
(=光沢モニターの商品が多い)
モニターは映像の綺麗さよりも、目の疲れにくさや遅延の少なさに特化しています。
(=非光沢モニターの商品が多い)
低音質なスピーカーが搭載されていたり、そもそもスピーカー機能がない商品が多くあります。
光沢と非光沢の違いはざっくり以下になります。
光沢:色鮮やかで映像が美しく見える。デメリットとして、光が反射しやすい。
非光沢:発色が弱く色味が綺麗に映らない。メリットとして、光が反射しにくいため目が疲れにくい。
その他の違いとしては、ざっくり以下になります。
テレビ:テレビチューナーが付属しているためテレビを受信したり、録画機能が付属しているものが多い。最近の機種だと動画配信サービスにも対応しているものが多い。(=TV視聴特化)
モニター:PBPやPIPなどの機能が豊富だったり、Type-Cケーブル1本で給電しながらディスプレイを映したりできる。ブルーライトカット機能を搭載したモデルが多く目に優しい。(=PC作業特化)
上述した通りテレビとモニターとではそもそも用途が違うため、テレビを見るために買うならテレビ、モニターとして使うならモニターがおすすめです。
おわりに
一般的にPCモニターとして使われているのが32インチ以下(大半が24~27?)ということもあり、なかなか大画面のモニターを設置している人は少なそうですね。
先人の知恵がネットで調べてもあまり見つからず、導入するまでかなり苦労しました。
導入が難しいものの、4K大画面商品のレビューを見ると高評価が多いので、導入できれば満足度はかなり高いと思います。
近いうちに今回購入した商品のレビュー記事を書きたいと思いますので、お楽しみに!
(2021/12/27追記)
レビュー記事書きました!
43インチの4Kモニターを導入して2週間使ってみた感想
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